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去る2019年4月11日、ソニー α7R IIIのファームウェアVer.3.0が公開され、当方の同機もアップデートをしました。

デジタル一眼カメラ『α7R III』、『α7 III』において、「リアルタイム瞳AF」の動物対応を含むソフトウェアアップデート Ver.3.0提供開始のお知らせ(ソニー)

アップデートにより、これまで任意のボタンを併用する必要があった「瞳AF」がリアルタイムでの動作となり、更に「動物の瞳」にも対応する事となりました。

先月のアップデート発表の翌日に愛猫に協力してもらい、早速、動物瞳AFでのテスト撮影をしました(猫サイト「CatLife」にて掲載しています)。今回は改めて愛猫達を動物瞳AFで撮影したので、撮影写真とあわせて紹介したいと思います。

ソニー α7R IIIにて「動物瞳AF」を使って撮影しました(CatLife)

撮影にあたってはソニー α7R III本体に、ソニー FE 16-35mm F2.8 GMと、シグマ 35mm F1.4 DG HSM | Artの2つのレンズを使用して撮影しました。

Sony α7R III + FE 16-35mm F2.8 GM(いずれも、F2.8・1/500で撮影)
Sony α7R III + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art(いずれも、F1.4・1/500で撮影)

瞳の認識は本当に素晴らしく、反応しない時はほぼありませんでした。動物であっても、リアルタイム瞳AFのため、カメラを向けるだけで瞳にAF点がマークされます。そのままシャッターボタンを押せばOKなので、今回は慣れもあって、猫たちの目の前にカメラをかざしてはシャッターボタンをパッと押す、という素早い撮影を繰り返しました。

カメラにとってはかなり暗いシーンでしたので、RAW現像でノイズをかなり抑えていますので、綺麗に見えていますが、ISO3000〜12800と高めでノイズが結構出る状況でした。そんな中でも、〝リアルタイム動物瞳AF〟は非常に快調でした。

瞳をどこまで追随するのか。特に動物撮影の場合、これまで苦手なシーンだったのが、こちらに向かって来る状況です。広角レンズのため、まっすぐレンズに向かってきてくれる距離ではなく斜めに移動しちゃってますが、意識して撮影してみました。

撮影結果はご覧の通りですが、一発でしっかり撮れています。F値1.4で移動している猫の瞳にピントを合わせるのは、1ショットだけとしてもかなり難しい業ですが、普通に複数カット撮れてしまうのは感動です。

最短撮影距離もあるので、近づきすぎるとボヤけてしまいますが、一旦瞳を認識すれば、かなり粘り強く瞳をマークしてくれる印象です。ただ、それなりに目標の移動速度が速いと、移動ブレは起きると思いますので、後はシャッタースピードと相談かなと思います。(今回は全てシングルショット、1/500で撮影しています)

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